ノンネーム情報とは?社名を伏せて相手を探す仕組み

M&A実務 引き継いでもらいやすい会社づくり 2026.08.10 公開

譲渡を検討していることが取引先や従業員に伝わると、事業に影響が出かねません。これを防ぐ仕組みが、ノンネーム情報による相手探しです。

ノンネーム情報とは

社名や所在地の詳細を伏せ、会社が特定されない範囲で概要だけを示した資料です。買い手候補は、まずこの情報だけを見て興味の有無を判断します。

記載される内容の例

  • 地域(都道府県、または「北関東エリア」といった広い括り)
  • 業種(整備、鈑金塗装、中古車販売など)
  • 売上規模(レンジで表示)
  • 従業員数(レンジで表示)
  • 認証・指定の区分
  • 譲渡理由(後継者不在など)

情報は段階的に開示される

  1. ノンネーム情報:誰でも閲覧できる匿名の概要
  2. 秘密保持契約(NDA)の締結:興味を持った候補先と契約を結ぶ
  3. 詳細資料の開示:社名・決算内容・設備明細などを開示
  4. 面談:経営者同士が直接会う
  5. 買収監査:さらに踏み込んだ情報の確認
POINT秘密保持契約を結ばない限り、社名は開示されません。段階を踏むことで、情報が広がるリスクを最小限に抑えます。

特定されないための注意点

ノンネームでも、書き方によっては特定されてしまいます。とくに次の点は注意が必要です。

  • 地域を絞りすぎない(市区町村まで書かない)
  • 特徴的な設備や取扱ブランドを具体的に書かない
  • 売上・従業員数は幅で示す
  • 創業年や表彰歴など、検索で特定できる情報を避ける
本サイトに掲載する情報は、公開前に運営で審査し、社名が推測されうる記述がないかを確認しています。掲載内容についてはご相談のうえで決めますので、ご不安な点はお申し付けください。

掲載せずに探すこともできる

サイトへの掲載自体を避けたい場合は、担当者が個別に候補先へ打診する形も可能です。より慎重に進めたいご事情がある場合は、その旨をお伝えください。

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