M&Aの流れと期間|相談から成約までの実務

M&A実務 引き継いでもらいやすい会社づくり 2026.08.11 公開

M&Aは一度きりの経験になる方がほとんどです。全体像を知っておくだけで、判断の落ち着きがまったく変わります。

全体の流れ

1. ご相談・現状整理(〜1か月)

ご希望の時期、条件、譲れない点を確認します。この段階では費用は発生しません。決算書3期分をご用意いただくと話が早く進みます。

2. 企業価値の算定(2週間〜1か月)

実態ベースの利益に引き直し、認証区分・整備士数・入庫台数などの業界固有の要素を織り込んで、譲渡価格の目安を算出します。

3. 資料の準備(2週間〜1か月)

ノンネーム情報と、秘密保持契約後に開示する詳細資料を作成します。ここで会社の強みをどう表現するかが、その後の反応を左右します。

4. 相手探し(1か月〜6か月)

ノンネーム情報を公開し、候補先へ打診します。期間の幅が大きいのはこの段階です。条件や地域によって、すぐ見つかることも、時間がかかることもあります。

5. 面談・条件のすり合わせ(1〜2か月)

興味を示した候補先と秘密保持契約を結び、詳細資料を開示。経営者同士の面談を経て、条件を詰めていきます。

6. 基本合意(1〜2週間)

価格や大枠の条件について合意し、書面を締結します。多くの場合、ここから独占交渉期間に入ります。

7. 買収監査(デューデリジェンス)(1〜2か月)

買い手が財務・法務・労務・許認可などを詳しく確認します。ここで問題が見つかると、条件の見直しが入ることがあります。

8. 最終契約・実行(2週間〜1か月)

最終契約を締結し、決済と株式・事業の引き渡しを行います。従業員への説明もこの前後で実施します。

9. 引き継ぎ(数か月〜2年)

前経営者が一定期間残り、取引先への紹介や業務の引き継ぎを行うのが一般的です。

POINT全体では半年〜1年が目安です。ただし準備が整っていれば短縮でき、逆に資料が揃っていないと相手探しの前段階で時間を使ってしまいます。

途中でやめることもできる

基本合意の前であれば、条件が合わないと判断した時点でお断りいただけます。相談したから進めなければならない、ということはありません。

ご相談から企業価値の算定、相手探しの着手までは費用をいただきません。M&Aのご支援は完全成功報酬制です。

自社の場合はどうなるのか、聞いてみませんか

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか。整備・鈑金・車販の現場を知る担当者が無料でお答えします。

無料で相談する

関連する記事

← コラム一覧へ戻る