M&A仲介とFAの違い|手数料体系の比較と選び方

M&A実務 引き継いでもらいやすい会社づくり 2026.08.16 公開

M&Aの支援を受けるとき、支援者がどの立場に立つのかは重要です。仲介とFAでは、そもそも役割が違います。

立場の違い

仲介FA(アドバイザー)
契約相手売り手・買い手の双方売り手または買い手の一方
立場中立的に成約を目指す依頼者の利益を最大化する
報酬の出どころ双方から受け取ることが多い依頼者のみ
向いている場面中小企業、条件がシンプルな取引規模が大きい、条件交渉が複雑な取引
POINT中小企業のM&Aでは仲介が主流です。相手探しから条件のすり合わせまで一貫して進められ、費用も一本化されるためです。一方で「価格を最大化したい」という目的が強い場合は、FAのほうが利害が一致します。

手数料の体系

着手金

契約時に支払う費用。無料としている支援者もあれば、数十万円から数百万円を求める場合もあります。成約しなくても返金されないのが一般的です。

中間金

基本合意の時点で発生する費用。成功報酬の一部を前払いする位置づけです。

月額報酬(リテイナーフィー)

支援期間中に毎月発生する費用。FAで採用されることが多い形式です。

成功報酬

成約時に支払う費用。取引金額に応じた料率(レーマン方式)で計算されるのが一般的です。

同じ「レーマン方式」でも、何を基準額とするかで金額が大きく変わります。株式価値を基準とするのか、負債を含めた総額(企業価値)を基準とするのかは、契約前に必ず確認してください。

確認しておくべき5項目

  1. 着手金・中間金の有無と金額、返金条件
  2. 成功報酬の料率と、基準となる金額の定義
  3. 最低報酬額の設定
  4. 専任契約かどうか、期間はどれくらいか
  5. 途中解約した場合の取り扱い

費用より大事なこと

手数料の安さだけで選ぶと、相手探しの質や交渉の進め方で結果的に損をすることがあります。その業界を理解しているか、自社と同じ規模の実績があるか。ここを確認する価値があります。

当サイトでは、ご相談・企業価値の試算・相手探しの着手までは費用をいただきません。M&Aのご支援は完全成功報酬制です。着手金が必要となる場合は、事前に必ず書面でご説明します。

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