M&A仲介とFAの違い|手数料体系の比較と選び方
M&Aの支援を受けるとき、支援者がどの立場に立つのかは重要です。仲介とFAでは、そもそも役割が違います。
立場の違い
| 仲介 | FA(アドバイザー) | |
|---|---|---|
| 契約相手 | 売り手・買い手の双方 | 売り手または買い手の一方 |
| 立場 | 中立的に成約を目指す | 依頼者の利益を最大化する |
| 報酬の出どころ | 双方から受け取ることが多い | 依頼者のみ |
| 向いている場面 | 中小企業、条件がシンプルな取引 | 規模が大きい、条件交渉が複雑な取引 |
POINT中小企業のM&Aでは仲介が主流です。相手探しから条件のすり合わせまで一貫して進められ、費用も一本化されるためです。一方で「価格を最大化したい」という目的が強い場合は、FAのほうが利害が一致します。
手数料の体系
着手金
契約時に支払う費用。無料としている支援者もあれば、数十万円から数百万円を求める場合もあります。成約しなくても返金されないのが一般的です。
中間金
基本合意の時点で発生する費用。成功報酬の一部を前払いする位置づけです。
月額報酬(リテイナーフィー)
支援期間中に毎月発生する費用。FAで採用されることが多い形式です。
成功報酬
成約時に支払う費用。取引金額に応じた料率(レーマン方式)で計算されるのが一般的です。
同じ「レーマン方式」でも、何を基準額とするかで金額が大きく変わります。株式価値を基準とするのか、負債を含めた総額(企業価値)を基準とするのかは、契約前に必ず確認してください。
確認しておくべき5項目
- 着手金・中間金の有無と金額、返金条件
- 成功報酬の料率と、基準となる金額の定義
- 最低報酬額の設定
- 専任契約かどうか、期間はどれくらいか
- 途中解約した場合の取り扱い
費用より大事なこと
手数料の安さだけで選ぶと、相手探しの質や交渉の進め方で結果的に損をすることがあります。その業界を理解しているか、自社と同じ規模の実績があるか。ここを確認する価値があります。
当サイトでは、ご相談・企業価値の試算・相手探しの着手までは費用をいただきません。M&Aのご支援は完全成功報酬制です。着手金が必要となる場合は、事前に必ず書面でご説明します。